iPad、Swift Playgroundsのコーディング用キーボードとVoiceOver

Swift Playgroundsバージョン1.5のコーディング用キーボードのスクリーンショット画像です。

(通常のボイスオーバーオフの状態では)アルファベット26文字のキーの下フリックや斜め下フリックで記号が入力できます。
NumbersやPagesでも採用されてるらしいです。
Apple、iPad版PagesやNumbersの一部入力に「Swift Playgrounds コーディング用キーボード」を採用。 | AAPL Ch.

つまり、これまでは記号用キーボードに切り替えながら入力する必要がありましたがこれが改善されたといえるかもしれません。
(入力する記号が一文字の場合、記号キーボード切り替えキーを押したまま指を滑らせて目的の記号キーの上で離すことでも入力できましたが、それよりもはるかに優れたソフトウェアキーボードになりました。)

ここからが本題。
ボイスオーバー(VO)オンでこのキーボードを使う場合は上下フリックでアルファベットキーを記号に切り替えてダブルタップします。
QWERTY配列の3段のうち、上段の一列は1から9と0の数字キーになっています。

中段の中央の4つのキーは記号が一つだけではなく、括弧と括弧閉じなどのペアが入力できます。
括弧内はVOでの読みです。

Aキー | (縦棒)
Sキー & (アンパサンド)
Dキー = (イコール)
Fキー { } (波括弧)
Gキー < > (大なり、小なり)
Hキー [ ] (かく括弧)
Jキー ( ) (丸括弧)
Kキー : (コロン)
Lキー " (引用符) 

下段のカンマとピリオドのキーは通常ではシフトキーをダブルタップした時と同じで、それぞれ感嘆符と疑問符です。
括弧内はVOでの読みです。

Zキー % (パーセント)
Xキー - (ハイフン)
Cキー / (スラッシュ)
Vキー* (こめ印)
Bキー + (プラス)
Nキー \ (バックスラッシュ)
Mキー _ (アンダースコア)
,(コンマ)キー ! (感嘆符)
.(ピリオド)キー ? (疑問符) 

ちょっと覚えにくい配列ですし、いまいち法則性もあまりないような気もしますが、ブラインドタッチの指ごとの担当キーの要領で覚えればよいのでしょうか。

そう考えれば左人差し指が { } < > (波括弧と大なり小なり)を担当、右人差し指が [ ] ( ) (かく括弧と丸括弧)を担当。
左手のASDキーが論理演算子、右手KLキーが変数のString型で使われるもの。

下段左手にいくとZキーは % ですが、XCVBは四則演算の演算子、右手NMキーはKLキー同様変数のString型で使われるものを上下2段で4つ近くに配置したようです。

VOオフの下フリックや下スワイプはVOオンではダブルタップ長押しから下スワイプで代用できる場合が多いので試したところ、なかなか気の利く設定になっているようです。

特にFHJキーの三種類の括弧はダブルタップのあと押さえたまま斜め下スワイプで入力できます。
右斜め下スワイプだと括弧と括弧閉じがペアで入力され、挿入ポイントは括弧と括弧閉じの間に入ります。
左斜め下スワイプだと閉じ括弧だけが入力され、それ以降は右斜め下スワイプでもペアではなく右括弧だけが入力されます。
状況に合わせて結果が変わるので慣れればかなり使いやすいのではないでしょうか。

余談ですが、Swift PlaygroundsでもXcode同様に命令文や関数などの最初の数文字を入力することでコード補完の絞り込みが出来ます。

どうぞ使いこなしてみてください。
長くなりましたが今回は以上です。

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